②アシックス跳躍(高跳び・やり投げ)用スパイクについて
今回は、走り高跳び用スパイクとして人気のあるの“ハイジャンプ プロ 2(L)”と“ハイジャンプ プロ 2(R)”と“タイガーパウ ジャパンアーチ”の特徴や違いについてまとめました。跳躍用のスパイクは短距離スパイク程種類はありませんが細かな違いがそれぞれにあります。
その機能をしっかり生かすためにスパイクについての知識をしっかりもちましょう。
ハイジャンプ プロ 2(L)※タータン専用モデル
使用可能な場所・・・タータン
対応種目・・・走り高跳び
※◇アッパー補強・・・左足は内側。右足は外側。
◇ミッドソール・・・左足の内側と右足の外側が高くなっている
◇その他・・・左足踏切専用モデル
スパイクの重さ・・・約268g
ハイジャンプ プロ 2(R)※タータン専用モデル
使用可能な場所・・・タータン
対応種目・・・走り高跳び
◇アッパー補強・・・左足は外側。右足は内側。
◇ミッドソール・・・左足の外側と右足の内側が高くなっている
◇その他・・・右足踏切専用モデル
スパイクの重さ・・・約268g(26.0㎝片足)
タータン専用モデルのハイジャンププロ2は踏み切り足の違いによって、(L)と(R)のタイプがあります。
踏み切り足が変わると、踏み切り時の力が加わる向きが逆になるので(L)と(R)では、アッパーの補強の位置やベルトの向きが違います。また、ミッドソールも高さに高低差をつけてマット側へ身体が流れないようにしてあるので、左足で踏み切る選手は(L)のモデルを、右足で踏み切る選手は(R)のモデルを購入しましょう。
タイガーパウ JAPAN アーチ※兼用モデル
◇使用可能な場所・・・土とタータン
◇対応種目・・・走り高跳びとやり投げ
◇スパイクの重さ・・・約274g(26.0㎝片足)
◇アウターソール(靴底)・・・耐久性が高い素材
ハイジャンプシリーズとの大きな違いは、土のグランウンドで使用できる兼用モデルのつくりになっているところです。
活動場所が主に学校のグラウンドになる中学生や高校生が練習で使用することも考慮されているので、靴底は耐久性の高い素材を使ったりアッパー(足の甲の部分の素材)は、長時間履いても楽な通気性があるメッシュを使用しています。
価格も専用モデルよりは安価の為、初めて高跳びややり投げのスパイクを購入する選手や、土のグラウンドで練習をする時にもスパイクを履きたい選手にお勧めです。
専用モデルのハイジャンシリーズよりは、高跳びの動きに合わせた専門なつくりにはなっていませんが、練習~試合に使用でき、高跳びとやり投げに対応する汎用性の高さがあるスパイクです。
走り高跳びのスパイクは踏み切りの動作がある為、踵にもピンが取り付けられています。
陸上を始めたばかりの選手や他の種目と掛け持ちしている選手は、オールラウンドな種目に対応するスパイク(踵にピン無し)で走り高跳びを行っている場合が多くあります。
怪我の予防や記録向上の為にもある程度競技レベルが上がってきたり、自分の種目が走り高跳びに決まってきたら購入を検討してみましょう!
※ハイジャンプ プロのアッパー補強について
写真左 スパイク外側 写真右 スパイク内側
ハイジャンプ プロ(L)の左足の写真です。スパイクの外側と内側でデザインが違うのがわかりますか?足首のベルトと同じ色をしている部分が補強が施されている箇所になります。ハイジャンプ プロ(L)の左足は踏み切り時に地面に残る足になります。そのため内側(高跳び用マット側)に倒れこみすぎないように、スパイクの内側に補強が多くあります。